●　念珠がジュエリーになってもいいじゃない

さて、
永い間ジュエリーのお仕事を本業とさせていただいておりますが、
「数珠」という「法具」を作るのは初めてのことで、
ジュエリー屋の俺が作ってええのかいな？と
ずいぶんと悩みました。

そこで「宗教や宗旨」にこだわらなくていいもの、
つまり、「願う事、祈ること」
それと「叶えられて感謝できること」
例えばカトリックの教会に行くときも持ってゆけるもの・・・
いうなれば、信仰の役に立つもので、

とても手軽に持ち歩けて、
信仰することそのものが楽しくなる「ジュエリー」を創ろうと思いました。

そう考えたら、これはもう、
教義を守っておられる数珠屋さんの仕事ではなくて、
宗教宗旨にこだわりのないジュエリー作家の仕事となります。

加えて、葬祭時にも使えるセオリーを持たせることも
念頭に置きました。

そして、良い素材を使って、
海外で組まず、国産で「有職」であること。
つまり、長く使っていただけ、
適切に修理ができることも重要ですね。

それらを総合して作り出されたのが、「ジュエリー念珠」という
いままで市場に無かった、新しいカテゴリーの作品です。

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